にじみ絵で作ろう!巨大な絵巻物~体いっぱい!親子の夏の色彩体験~
かざこし子どもの森公園(長野)で、絵具ワークショップ(お母さんのひざ文庫主催)を開催しました。
これは毎年行っているワークショップで、今回で9回目になります。
毎年参加された親子さんもいらして、
その描画の成長ぶりには本当に感慨深く思いました。
また今年は、親子(親と子が共同制作)参加だけではなく、
親と子の参加(それぞれが別々に描く)が見られ、
お母さん、お父さん、お子さん、3人がそれぞれ制作されたご家族もいらして、
表現の違いを見比べたり、コミュニケーションの場としても充実しました。
このワークショップの良さは、大自然を感じながら制作できることです。
会場となる『平成記念 かざこし子どもの森公園』は、
飯田市の象徴でもある「風越山」の山麓にあり、
山から吹き下ろす風の中で行う巨大「にじみ絵」をベースとした
身体性を伴う絵画体験では、天候が描画に影響を与え、
紙にも絵具にも、そして参加者も、毎回趣を変えています。
描画は、会場に敷いた20Mの長い紙に、黄色、青色、赤色の基本3色で描きます。
まずはみんなで、「お絵かき準備運動」です。
「お絵かき準備運動」とは、描画活動を充実させるための
頭と体のエクササイズです。大切な導入の時に行います。
「何歩で歩けるかな?」紙の上で歩数を予想して実際に歩きます。
紙のサイズと空間をイメージして、全身で体験します。
そして全身を使ってドリッピングをします。
まずは、黄色から。
それぞれ黄色を好きな濃度に薄めて、ドロッピング開始。
同じ黄色でも様々な色味が感じられます。
1色ずつ色を足していきます。
次は青色です。
青色は入ると、絵が大きく変化します。
参加者も大きな歓声をあげていました。
次に、出てきた絵具の表情を見ながら、
話をすることで、各自イメージを膨らませます。